2015/03/26(Thu)
ようやくhasunoha拙500回答の検証が一段落致しました。また少しずつになるかとは思いますが、回答を再開させて頂いて参りたいと存じております。今後ともにご叱正、ご批正の程を賜りますよう、どうか宜しくお願い申し上げます。

「拙500回答の検証結果について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1022668905.html

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/
スマートフォン・携帯ブラウザも対応

hasunoha・拙回答まとめ集
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/

hasunoha・拙生紹介ページ
http://hasunoha.jp/users/16

hasunoha・拙寺紹介ページ
http://hasunoha.jp/temples/6

運営者によるhasunoha(ハスノハ) blog
http://taka.hasunoha-blog.info

東日本大震災を機縁として立ち上がりました「hasunoha」に参画できましたこと、誠に感謝致しております。微力ながらにも一つ一つ少しずつでもお役に立てれる善行・功徳となりましたら、亡くなられました皆様への追善供養として回向申し上げたくに存じております。合掌

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まもなくご来日なさられるダライ・ラマ法王猊下様の公式サイトの日本語版が正式に公開なされたようでございます。

ダライ・ラマ14世法王猊下
http://www.dalailamajapanese.com/

未公開の日本語逐次通訳のご法話も公開されており、少しずつ拝聴致して参りたいと存じます。今後も日本でのご法話も随時公開がなされていくものであるのではないかと期待致しております。

ツォンカパ大師『菩提道次第広論』のご解説
www.dalailamajapanese.com/webcasts/

法王様のドキュメンタリー映画( http://www.d14.jp/ )と共に、「焼身抗議」などで中国と戦うチベットの人々を追う、ドキュメンタリー映画『ルンタ』の発表もございました。

http://www.cinra.net/news/20150323-lungta
http://lung-ta.net/

ダライ・ラマ法王猊下様のご来日のイベント追加情報

4/12・13
『2015年ダライ・ラマ法王14世来日法話「般若心経・菩提心の解説・観音菩薩の許可灌頂」ライブ・ビューイング-』
http://liveviewing.jp/contents/dalailama/

4/3「世界とのつながり~世界を変えるのは、我々一人ひとりの一歩から始まる~」
http://www.sapporo-jc.or.jp/2015/event/post-4.html

2015年度、ダライ・ラマ法王猊下様のご来日のイベント情報
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52183921.html

「ダライ・ラマ14世とチベットに迫ったドキュメンタリー、6月公開」
http://www.cinematoday.jp/page/N0071137

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超宗派系一覧
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/ad8366ba25bc4f15de68c375bc313e0b
また、随時、追加して参りたいと存じます。情報がございましたらどうか宜しくお願い致します。

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起心書房
kishin-syobo.com/

アティシャ大師・全訳「菩提道灯論」、予約注文致しました。

インド論理学研究会
http://blog.goo.ne.jp/indianlogic

インド論理学研究7、拝読中

四月の参画各団体への一斉会費納入も控えており、結構な入用となります・・更には、四月には何とか東京にダライ・ラマ法王猊下様のご法話もご拝聴に参らね ばなりません・・金欠必至です・・もう、とてもお小遣いを切り詰めてというものではなく、やむを得ない色々な入用も他にあるため正直結婚前の貯金を崩して いってます・・誰かどうかお恵みを・・

現在読み進めの本・・「チャンドラキールティ大師著「四百論注」第一~八章和訳」・「ツォンカパ大師 菩提道次第大論の研究2」

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塾長の松本紹圭様を始め、色々な諸師の皆様からのお誘いを頂戴致しておりました「未来の住職塾」・・諸事情色々と鑑みまして、この四期は見送らせて頂きま して、余程の参加できない事情が発生しない限り、来年の五期には何とか関西での開講に参加できましたらと考えております。どうかご容赦の程を宜しくお願い 申し上げます。

一般社団法人・お寺の未来「未来の住職塾」
http://www.oteranomirai.or.jp/juku/regular_course/
Facebookページ
https://www.facebook.com/jushokujuku

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勝義方便メモNo.10 「イスラーム国に関することについて」73-77追記
http://togetter.com/li/719545

「マインドフルネス」再考・ティク・ナット・ハン師の「インタービーイング」考も進めさせて頂きます。

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「拙理解仏教図式No.7(2014.6.14)」ご提示・再考随時訂正予定
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/f11483ea1a2eb35ce5dcda72284b2bfa

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「仏教の基本的な理解のために」平成27年3月・春彼岸施餓鬼法要・配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/55ced9a1512c6ef6e095caa4fbe9eb8c

「 死後について 」平成26年9月・秋彼岸墓前回向 配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/46df9bb57071ef4f2b56161423dba66f

平成26年・お盆施餓鬼法要 法話内容 録画配信Ustream
http://www.ustream.tv/recorded/51379634

「お葬式について」平成26年8月・お盆施餓鬼法要・配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/0816eb5e788bf5ecfc8eed8e901b1a76

2013.11.19「空と縁起」に関する拙質問に対してのダライ・ラマ法王猊下様の御回答内容について
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/710b99c74854aebc871a6f75e28dde12

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2014.4.14 ダライ・ラマ法王猊下様によるチベット密教・胎蔵曼荼羅灌頂・ご報告
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/bc5c08f69d78bdda5c6cca62d17d87df

ダライ・ラマ法王猊下様今春ご来日動画集
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52160454.html

「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/8f49efb18934ec00993d52e91c603327

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NGO「国境なき僧侶団」フェイスブック・ページ
https://www.facebook.com/pages/国境なき僧侶団/578961352183094

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【チベット問題】

チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

「太陽を取り戻すために チベットの焼身抗議」中原一博氏著
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51799025.html

無償ダウンロード
https://docs.google.com/file/d/0B6cmrkvyxC23QmhCRTZyeWRrNm8/edit

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
http://t.co/PwVvYWck

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川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529

2015/03/17(Tue)
『 仏教の基本的な理解のために 』平成27年3月・春彼岸施餓鬼法要・配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/55ced9a1512c6ef6e095caa4fbe9eb8c

hasunoha拙回答・500回答到達にて検証・充電期間中。再開はお彼岸後以降の予定。どうかご容赦下さいませ。

検証・・Facebook投稿を転載・・

2015.3.17

引き続きましてのhasunoha拙回答の検証となりますが、これまでの500回答の全てがもちろん大切な問答でございましたが、その中で最も印象深い問答はどれになるのかとあえて申させて頂きますと、下記の問い「分別と無分別について教えて下さい」となります。

端的なご質問ながら、これほどに難しい質問もないと言えるほどの示唆に富む内容でございますが、ご質問を確認させて頂いた瞬間に、拙最新の知見をお示しできる機会であると存じまして、ご回答をさせて頂きました。

実は、ここ十年、自身が取り組んできた仏教の学びの中心には、いつも、仏教の思想哲学史上の一つの結晶でもある中観帰謬論証派思想、並びに、ツォンカパ大師の中観思想がございました。

もちろん、まだまだこの未熟者による浅学な理解にしか過ぎませんが、中観帰謬論証派思想、ツォンカパ大師の中観思想を基に方便を駆使できるようになりたいという憧れにも似た強い思いがございます。

hasunohaにおいても、「空」や「縁起」というものを多用させて頂いて参りましたのも、上記のことを少しなりにも意識していたところがございます。

しかし、そこでも最終的に拙理解において、まだまだ中途半端なところが露呈してしまっておりますのが、これまでにも取り上げて参りました善悪の判断、許容範囲の問題でございます・・

「・・善い分別・無分別を慎重に選択して修行を進めていかなければならない・・」

では、真に何が善い分別、悪い分別で、何が善い無分別、悪い無分別であるのかということにおいて、おおまかな範囲について、そのおおよその理解はできるものの、問題は微細なレベルにおける判断、またその差異についてでございます。

その微細なレベルの見極めのためにも、やはり更なる修習が欠かせないものであると存じております。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1017880810.html

問い「分別と無分別について教えて下さい」
http://hasunoha.jp/questions/977

【ご質問内容】

分別と無分別について詳しく教えて下さい

【拙回答】

分別と無分別について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

もう六年以上前のかなり中途半端で恥ずかしい内容ですが、拙論「仏教・空の理解」の第六章「無分別について・再考察」にて、「無分別」に関して扱わせて頂いております。

施本「仏教・空の理解」・第六章「無分別について・再考察」
http://oujyouin.com/sunya6.htm

この内容を記させて頂きましてから、「無分別」に関しましても更に学びを進めさせて頂いている次第ですが、現在における拙生の考え方につきまして以下に少し述べさせて頂きます。

まず、「分別知」と「無分別知」に関して、それぞれ二段階で考える必要があるかと存じております。

無明・煩悩による影響のある分別知(真実執着・真実把握・迷乱知・顛倒知など)
無明・煩悩による影響のない分別知(後得知・正理知・比量了解など)

顕現しているものに対する無分別知(後得知・正理知・比量了解など)
無顕現に対する無分別知(三昧・等引知・現量了解など)

分別知は、特に言説知・言説量によって把捉されたるモノ・コトとなり、無明・煩悩に犯された言説知・言説量と無明・煩悩に犯されていない言説知・言説量による二通り、無分別知は、顕現しているものと、顕現していないものの二通りを対象にしていると考えることができます。

拙理解仏教図式No.7(2014.6.14)
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/f11483ea1a2eb35ce5dcda72284b2bfa

上記拙図において、無分別知は、この図における空性へと向かう知になるのではないかと考えております。

しかし、ここで注意しなければならないのは、「無分別知」=「悟り」という勘違いでございます。これは、よく一般的な仏教理解においても間違われてしまい ますが、仏陀・如来となるまでは、善い分別と悪い分別、善い無分別(空性了解)と悪い無分別(悪取空など)があり、仏道においては、善い分別・無分別を慎 重に選択して修行を進めていかなければならないのではないかというのが現時点における拙見解でございます。

制限字数の関係上、詳しくはここまでとなりますが、簡単には、分別・無分別を理解していく上において大切となるのが「空と縁起」の理解になるかと存じております。

川口英俊 合掌

2015.3.15

正直なところ、宗教・仏教を扱わせて頂く者として、証明できないようなことを扱うストレス、あるいは善悪や正しさ等、その範囲があやふやなものを扱うスト レス・・ましてや、証明できないようなことを扱いながらも、お布施を頂く申し訳なさへのストレス・・このストレスが、仏教を一から学び直す一つのきっかけ にもなりました。

私たち僧侶の役割とは・・と悩み考え続けている中で、その一つの答えと致しましては、仏教を学び修したことを活かして、善巧方便を巡らせることにより、悟りへのご縁を紡がせて頂けることが、その一つの役割であると今は解させて頂いております。

hasunohaでも、まさにそのお手伝いが少しなりともできればという思いでございました。そのためにも「仏教が対機方便的な救済論である以上は、どれ だけその者の悩み苦しみに応じた効果的な処方箋を用意できるかということが大切となるため、そのためにもあらゆる仏教分野の修習により、処方箋の品揃え、 選択肢を広げるという点では、超宗派的な学びは欠かせずに必要になる」と述べさせて頂きました次第でございます。

この事に関連して、昨日には吉村均先生からも一つの重要な視座を頂きました。

『・・なぜ伝統仏教で如来蔵思想が重要なのかというと、菩薩というのは、一切衆生の仏性が見える人で、その実践は、衆生たちに、自分が気づいていないその 価値に気づかせてあげることで、自分が救ってあげるわけではない、という視点が菩薩行に欠かせないからです。そうでなければ、菩薩行は進めば進むほど、自 分の慢心を肥大させるものになってしまいます。「私」が法力で浄土に「送る」わけではなく、浄土に生まれるのは阿弥陀仏の誓願の働きによるもので、お坊さ まの役割というのは、阿弥陀仏の指し伸ばしている手とそれを求めて手探りをしている衆生の手をしっかり結びつけてあげるお手伝いなのだと思います。・・』

これまで如来蔵・仏性思想については、中観思想との関係でかなり考察をして参りました。如来蔵・仏性も実体・自性・自相としては成り立っていないものであ るのはもちろんながら、あくまでも悟れる可能性に関する問題であるとして、「・・如来、菩薩は、その可能性である機根を汲み取り、善巧方便を巡らせて、悟 りへの縁を紡ぎ、仏の教えへと導く、そこには、上下、優劣は無く、強い慈悲が導くための動機としてあるのみ・・そのように拙考致しました。仏縁への橋渡し がまさに僧侶の役割であり、そこには世間で導師や先生やと言われる立場とは言えども、まさに上下・優劣無し、強い菩提心と慈悲心という動機が大切であるよ うに存じております。・・」と述べさせて頂きました。

吉村先生がおっしゃられておられますようにくれぐれも「慢心」に陥らないためにも、強い菩提心と慈悲心という動機を常に保ち続けて参りたいものでございます。

補足コメント・・『現代仏教塾』Ⅰ、吉村先生のところを読み終わりました。一つ確認できたのは、臨済宗はお釈迦様が本尊であっても、お葬儀で阿弥陀如来様 に霊位の悟りへの資助を願う理由として、その典拠の一つに無量寿経が考えられるということであります。資助を願うための往生呪も唱えますしね。少し疑問が 解けました。有り難いことです。

2015.3.14

さて、これまでのhasunoha拙回答の検証において、色々とオウム真理教のことも引き合いに出して参りました。

かなり昔になりますが、オウム真理教の「ポア」について、とある方と意見交換をさせて頂いた際に、もしも、本当にオウムのポアが成功していたとしたらどうなるのか、ということについての話となったことを思い出します。

正直、証明のできないことを議論するのは、かなりナンセンスであるとは思ったものの、もしも、オウム真理教によるポアで仏国土・浄土への導引が本当になさ れていたのだとすれば・・善業を非難・誹謗中傷した罪に、もしも、麻原彰晃氏が悟りを開いている者だとすれば、死刑を執行することや教団を破壊したことが 五逆の大罪にあたるのではないかなどと、ある程度そこまで考えたこともございました。

いずれにしても、様々に私利私欲、煩悩・無明にまみれていたことが、その後色々と明白になったため、動機の点でも、完全にアウトであったのはアウトに変わりはなく、お話にもならない、言い訳の余地も全く無いということに落ち着きましたが・・

ただ、その後に葬儀での引導(あるいは往詣・往生)のことも考えると、仏国土・浄土への導引(あるいは往詣・往生)がなされたことを確かに証明できない以 上は、殺す・殺さないという違いは大きくあるものの、死後における導引(あるいは往詣・往生)に関しては、どちらも証明できないことを扱っているという点 で、あやふやさはオウム真理教のポアと同じではないかと思うようになりました。

本当に導引できるというのであれば、別に生前においても同様の引導式を執行することで仏国土・浄土へと導引することが可能になるはず・・しかし、どちらに してもこの肉体のままでは、あるいは、この世から離れない限りは、仏国土・浄土へは行くことができないとしても、生前に受けた引導によって、死んでからで も実際に本当に仏国土・浄土へと行けたのかどうかということも含めて、もちろん知りようがない、証明できないことであります。一切智者・全知者たる仏陀で あれば別となりますでしょうが・・私たち凡夫ではやはり難しいこと限りなしでございます。

そのようなことから、お葬儀に関することにおいては、最近に下記のように拙考え方を改めてお示しさせて頂いた次第でもございました。

「お葬式について」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/0816eb5e788bf5ecfc8eed8e901b1a76

また、同様のことは、追善供養や功徳回向においても、実際に功徳や供養が亡き方の悟りへと向かうための力となって役立っているのかどうかについても言えてくるのですが・・非常に難しいところがございます・・

そう言えば、前述のとある方は、確かにオウム真理教によるポアは成功していなくても、地下鉄サリン事件の犠牲者の皆様への御供養は、普段一般の御供養より 僧侶各位、遺族、一般の皆様からによっても一層に懇ろに行われているとして、その御供養の力により、恐らくは仏国土・浄土へと赴けているのは確かとするな らば、ある意味では、地下鉄サリン事件が結果的に仏国土・浄土へと確かに赴けるための一つの契機、原因となった、きっかけ、縁となったと言えるのではとい うようなことも言われていましたが、それは明らかに詭弁であり、それこそ結果さえ良ければ、それまでの全てが肯定されて良し(例えば、オウム真理教による 行為が善業と判断されかねない)とされてしまうような恐ろしいことになってしまいます。

同様のことは以前に善因、善縁の許容範囲の問題として「アングリマーラが999人殺害したことも、やがて、釈尊と出会える縁となり、阿羅漢となった果から判断すれば、ある意味では999人殺したことが善因と判断されかねないということ」について少し触れさせて頂きました。

とにかく、昨日の投稿のコメント欄でも少し述べさせて頂いておりますが、仏教が対機方便的な救済論である以上は、どれだけその者の悩み苦しみに応じた効果 的な処方箋を用意できるかということが大切となるため、そのためにもあらゆる仏教分野の修習により、処方箋の品揃え、選択肢を広げるという点では、超宗派 的な学びは欠かせずに必要になるのではないだろうかと思っております。

hasunohaの回答においても、超宗派で対応するという強みは、まさにその処方箋の品揃え、選択肢の幅の広がりにあるわけです。そして、回答者の個々 人においてもその品揃え、選択肢の幅が広がれば広がる程に、より質問者へのカスタマイズ化された対機方便も可能になっていくのではないだろうかと考えてお ります。

そうすることで、効果的な救済がより可能となるサービスとして、更にhasunohaの意義が高まることになるのではないだろうかと存じております。

拙生が超宗派でとにかく修習を進めるのも、まさに狙いは、より効果的な方便へと向けたためであるのであります。

2015.3.13

引き続いての善悪論、正しさ論・・

昨日に少し引用させて頂きました菅原研州さんのブログでの「宗教の正しさを決めるのは何か?」( http://blog.goo.ne.jp/te…/e/cd488a504facba3f9b663536e65db34e )の中で、「正しさに酔う」ということについて言及されておられました。

この「正しさに酔う」ということについて、超宗派系に関連してくることも含めて、現在、トレンドになってきているマインドフルネスや、あるいは、アップ デートする仏教(仏教3.0)、未来の住職塾関係の取り組み、またはその他の仏教系イベント、更にはぶっちゃけ寺などの仏教とバラエティ番組等、今後の展 開において、気をつけておかなければならないのではないかと懸念するところでございます。

「正しさに酔う」ということは、まさにお酒に酔った時と同様に、正常な判断を鈍らせてしまうことになり、それが、例えば、傲慢さや高慢さと結びついて高権 的な態度に出るようになったり、自己都合・自己満足的な正義の押し付けや強制・強要へと繋がったり、更には、批判や反論、忠告や助言にも耳を傾けなくな り、やがては、排他主義や孤立主義、あるいはレイシズムに陥る危険性も生じてしまうことになりかねないこともあります。

そして、結局のところは、酔いが覚めるまで、その過ちに気づかない場合もあり、後々で後悔することも、もちろんあり得て参ります。

酔いが入り始めたら、例えば、飲み過ぎになる前に烏龍茶や水に切り替えるように、どこかで自制ができれば、大きな過ちにまでは至らないのでしょうが、大丈 夫、まだ大丈夫だと過信しすぎては、やがて車まで運転してしまうような倫理観の欠如にまで繋がり、その上、酩酊による運転にて人を轢いてしまうような重大 事故まで起こしてしまっては、もはや取り返しの付かないことになってしまいかねません。

その間違ったままの正義による暴走に歯止めが効かずに、とんでもないことまで引き起こしてしまった極端な例が、まさにオウム真理教による数々の事件であると想起されるところでございます。

とにかく、何が正しいのか、自分は果たして正しいのか、常に謙虚な姿勢にて、自らに問いながら、それこそ第三者からも含めて様々に検証もしつつに修正していく必要があるのではないかと存じております。

2015.3.12

「因・縁・果」のことについての続きとなりますが、それらも実体・自性・自相としては成立していないというのも、結局のところは、「過去・現在・未来」と 同じようなもので、「相対」として一応は(縁起的に)仮に成立はしているものの(因があっての果、果があっての因、縁があっての果、果があっての縁のよう に)、実体としての確定は不可能なもの(時間も止められない以上は、例えば現在ですら確定ができないものですし、もしも止めれたとしたら、それはそれで三 時全てが成り立たなくなってしまいます)であるとして、本来は確定した価値判断ができないものとなります。

そのため、善因、善果、悪因、悪果、あるいは善縁、悪縁も、本来的にはその内容を絶対的には確定のしようが無いものであります。正直、hasunohaの回答において、この確定のしようがないものを扱うことへの後ろめたさが、かなりあったのは事実です・・

ただ、「因・縁・果」を仏教的に扱うのであれば、あくまでも大雑把には、菩提心・慈悲心を因として、智慧と福徳の二資糧を積むことを縁として、悟り・涅槃 を果とするということにはなるのでしょうが、その個別具体的な内容、範囲の言及、許容の問題になると、やはりかなり難しいものになってしまうのですよ ね・・それこそ「行」の範囲・許容の問題とも同じようなことになります。

一切智者、全知者でなければ難しいことになるのでしょうが、私たち凡夫においては、確かな悟り・涅槃へと向けての如来・菩薩による密意を仏典から誤りなく確実に導き出していくことが求められることになります。

もちろん、一応は縁起の第一層目の説明としての「因果、因縁果の相対性のありよう」については、「空」を示唆するための基本的な理解として必要であるかと は思っています。しかし、それ以外で確定的・断定的に、善悪あるいは、そのどちらでもないことも含めて言及するのは、まだまだ控える必要があるのかもしれ ないと考えております。

しかし、そうなると回答できる内容も相当に限定されてしまうことになりかねないため、今後の方針をどうすべきかを思案中であります・・

とにかく、回答の前提( http://www.hide.vc/h1.html )としていた小前提3は、一旦ここで見直しを図りたいと思っています。

・・

ここ数日、因縁果を引き合いとして少し善悪論について述べさせて頂いておりましたが、丁度、菅原研州さんが本日のブログで「宗教の正しさを決めるのは何か?」として鋭い指摘をされておられます。

http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/cd488a504facba3f9b663536e65db34e

『引用開始・・「超宗派」などの看板を背負って宗教的な発言をする者の言動を注意深く見ているが、矛盾している複数の文脈も容易に弄し、結果として、体系 的な発言を行えなくなってしまっている。ダブルスタンダードなんて手緩い、まさしく、マルチスタンダードであるが、結局はスタンダードの虚無化、アンチス タンダードである。この虚無性がもたらす最大の問題点は、シングルスタンダードの中では単純な善悪であっても、それが相対化されていくことだ。

なんとなく、仲間が皆それで良いと言っているなら、といって、誰も悪事に歯止めを掛けず、しかも、マルチスタンダードの中で、様々な文脈のいいとこ取り (という名の断章取義)を行いながら、さも、自分たちが正しいかのように説明してしまうのである。そして、自らの正しさに酔う。まさしく、迷中又迷・夢中 説夢である。そして、何にも依拠していない、不透明な正しさ(しかし、その本人達は、その正しさを疑わない)のみが再生産されていき、集団による熱狂を再 生産していく。

拙僧が、一種のユマニストとして、特定の宗派(拙僧の場合は曹洞宗)の価値を最大限に認めている理由は、アンチスタンダードへの堕落を行わずに済ませるためである。善悪の根っこには、シングルスタンダードがなければならない。・・引用ここまで』

正直、ここ数年で超宗派系・無宗派系の団体の動きや、超宗派・無宗派系の寺院単立化などの動きも加速して進むかと思われたものの、一定、意外にもブレーキが掛かってしまっているように思えます。

もちろん、お寺の未来さんが取り組んでいる「未来の住職塾」の今後の展開や「アップデートする仏教(仏教3.0)」の取り組み、または拙生も参加させて頂 いている「hasunoha」等、動きがまだこれから加速していくのか、あるいはブレーキが既に掛かりつつあるのか、一気に失速していくのかの判断ができ ないところもありますが、さほど当初に思っていたほどには動きが加熱しているようには思えないところもあります。

それには、ある種の逆バネ効果やアナウンスメント効果とでも言うのか、超宗派を叫べば叫ぶほどに、自宗派のアイデンティティーの確立への動き(宗派内にお ける研修会や事業等)が活発化していっているということが、超宗派の動きの一つのブレーキになっているのかもしれないかなと思います。

とにかく、宗旨宗派、超宗派、無宗派に拘らず、「正しさ」を確かめていくためには、常に批判的、合理的な検証を都度都度にしっかりと行いつつに、その「正しさ」を慎重に判断していかなければならないと存じております。

改めて「正しい」とは何かということについても善悪と共に考えて参りたいと思っております。

・・

2015.3.11

最近、hasunohaの回答でも、やたらと「因果、因縁果の法」を結構多用してしまっていますが、正直なところは、もうあまり使いたくはないというのが本音なのであります。

かなり多用してしまったのは、あくまでも便宜的にと言うか、方便的にと言うか・・500回答を機に検証したかったのも本丸が実はそこなのですよね…

そもそも因、縁、果も実体、自性、自相としてはそれぞれ成り立っていないものであり、固定化させられないもの、価値判断できないものでしかないのです。

簡単には、例えば、因も縁、果にもなり得るものでもあり、果も因、縁になり得るものでもあって、一つの果から見れば、因、縁の価値判断ができることもあれば、別の果、縁から見れば、全く別の価値判断になることもあるのです。正直なところ決められないのですよね・・

ここが、善因善果、悪因悪果を説く際にもよく落とし穴になるところで、例えば、極端に言えば、アングリマーラが999人殺害したことも、やがて、釈尊と出 会える縁となり、阿羅漢となった果から判断すれば、ある意味では999人殺したことが善因と判断されかねないということであります。

もちろん、常識的に考えれば、釈尊との出会いが善因であって、仏道修行の数々が縁となりて、阿羅漢という仏果となったと考えるのが当然となりますが、そうは考えない場合もあり得る以上は、あまり説くべきではないと思うところでございます。

要は善因、善縁の許容範囲の問題なのです…拡大させすぎたら、結果次第では、それまでの全てが善因、善縁となってしまう可能性もあるのであります。

このあたりは、如来蔵思想、仏性思想とも絡んでくるのですが…

ある意味での因中有果的な考え方で、それこそ、因により、もう縁はほとんど関係無く、既に果が約束されてしまっているようなものとなってしまい、多くの弊害を生み出しかねない懸念が出て参ります。

・・

先述にて、少しアングリマーラの例を出して「因縁果」のことについて触れましたが、まさに如来蔵経典類の一つとしての「央掘魔羅経」では、アングリマーラ は、一切世間楽見大精進如来の化身としてまで扱われてしまっており、その背景には、「空」に関する誤解が関わっているのは明白で、それは、「空」の有への 傾斜、あるいは「空」の無への傾斜のいずれかの弊害である可能性が高くあります。

「央掘魔羅経」の場合では、どちらかと言えば、「空」の無への傾斜、一切が幻としての顕れ(アングリマーラの999の殺人も)であったという始末でありま す。実は、「一切が幻である」と「一切は幻のよう(如幻)である」との微細な違いが理解できていないと、「一切が空であり、幻である」というような誤解を そのまま受け入れてしまうのであります・・

幻と如幻の微細な違いをどう理解するかかがまさに問われてくるのであります。

・・

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/
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hasunoha・拙回答まとめ集
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『2015年ダライ・ラマ法王14世来日法話「般若心経・菩提心の解説・観音菩薩の許可灌頂」ライブ・ビューイング-』
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現在読み進めの本・・「チャンドラキールティ大師著「四百論注」第一~八章和訳」・「ツォンカパ大師 菩提道次第大論の研究2」

・・

塾長の松本紹圭様を始め、色々な諸師の皆様からのお誘いを頂戴致しておりました「未来の住職塾」・・諸事情色々と鑑みまして、この四期は見送らせて頂きま して、余程の参加できない事情が発生しない限り、来年の五期には何とか関西での開講に参加できましたらと考えております。どうかご容赦の程を宜しくお願い 申し上げます。

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「 死後について 」平成26年9月・秋彼岸墓前回向 配布資料
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2013.11.19「空と縁起」に関する拙質問に対してのダライ・ラマ法王猊下様の御回答内容について
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2014.4.14 ダライ・ラマ法王猊下様によるチベット密教・胎蔵曼荼羅灌頂・ご報告
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「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
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チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
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「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
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川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
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2015/03/07(Sat)
平成27年3月・春彼岸施餓鬼法要・配布資料

『 仏教の基本的な理解のために 』

岩瀧山往生院六萬寺 副住職 川口英俊

はじめに・・

平成24年11月からスタートした「お坊さんがこたえるQ&Aサービスhasunoha(ハスノハ)」 http://hasunoha.jp/ に参加致しまして、2年が過ぎました。サービス開始当初から回答させて頂きまして、平成27年3月2日にて、ようやく500回答に達成することができまし た。多くの皆様から日々、多種多様なご質問を頂きまして、浅学菲才の未熟者ではございますが、他の登録僧侶の皆様と共に何とかここまで継続してお答えする ことができて参りました。この間、お答えさせて頂きました内容を振り返りまして、仏教の基本的な理解のために、今一度、確認しておくべきことにつきまし て、この度は改めて述べさせて頂いておこうかと存じております。どうぞ少しなりともご参考にして頂けましたら幸いでございます。

【 hasunoha拙回答の基本的な前提となる考え方について 】
http://www.hide.vc/h1.html

大前提 「 空と縁起の理法に反する考え方の否定 」
小前提
1、実体的・絶対的な存在の否定、常見と断見の否定。
2、輪廻思想・業論を否定しかねない考え方の否定。
3、善因善(楽)果・悪因悪(苦)果の因果関係を破壊しかねない考え方の否定。
4、仏教の修道論(智慧開発・善徳行・利他行・菩薩行)を無用化させかねない考え方の否定。
5、無際限・無限定に如来の慈悲を根拠として引用しての楽観的な救済論の否定。
6、仏教を不要化させかねない楽観的な現実全面肯定の理論の否定。
7、神秘主義的な考え方の否定。

この以上の項目の内容に関しまして、今回は、補足を少し述べさせて頂くことにより、仏教の教えの理解へと向けた基本的なことについて考えて参りたいと存じます。

まず、仏教の修習において大切となるのが「智慧と福徳(方便行・善徳行・慈悲利他行)」の二つとなります。

智慧は、賢さを表す言葉ですが、その賢さとは、真理を悟るための力となるため、しっかりと学び修していくことが望まれます。その内容とは、端的には「空」 を悟ることになります。「空」を悟ることによって、全ての遍くに貫いている真理のありようを理解し、特には、誤った見解、邪見、とらわれなどを無くすこと が求められることになります。

「空」とは、あらゆる全てのモノ・コトには、「実体・自性・自相が無い」という事態を示しますが、簡単には、そのモノ・コトが、それ自体の側において、永 久永遠に変わらずに存在し続けているような様態としては成立していないということを表します。もう少し詳しく述べるならば、他に(例えば、要因や条件、要 素・部分等に)依存せずに独立自存として成立しているものがあり得ないということになります。

もっと更に分かりやすく述べるならば、もしも、他に依存せずに独立自存として存在するものがあるならば、一応、この宇宙の始まりと言われているビッグバン 以前からも、それはそれとして変わらずに存在していなければならないことになります。もしも、仮にあなたのその現在の心身が実体として有ると言うならば、 その現在の心身そのままのものが、ビックバン以前からも実体として存在して有るということにならなければいけません。しかし、もちろんそんなことはあり得 ないのですが、そのようにして、「実体・自性・自相が無い」という事態の理解を、あらゆる全てのモノ・コトへと及ぼしていくことで、これで間違いないとい う心底からの「空」の了解が必要となります。

ただ、ここで気を付けないといけないのは、「実体・自性・自相が無い」と述べても、何も無いという「虚無・絶無」ではありません。確かに現にモノ・コトは モノ・コトとして存在しています。但し、その存在のありようは、「縁」(よ)って「起」こっているという「縁起」(※三層の縁起のあり様につきましては、 以前の資料をご参照下さいませ)を理解することが同時に大切なことになります。

そのようにして、「空と縁起」を正しく理解するのが、「中道」の智慧となります。これが、大前提と小前提1の理解において必要なことになります。

次に、小前提2における輪廻思想・業論について、「輪廻」とは、迷い苦しみ(惑・業・苦)の連環のことであり、「業」は、身・口・意(身体・言葉・心)に よる言動の積み重ねのことで、これから先の結果へと繋がる要因・条件にもなっていくものであります。無明(根本的な無知)・煩悩に支配されたままであれ ば、迷い苦しみから逃れることができないということと、無明・煩悩に支配された状態における悪い言動の数々は、悪い結果をもたらす要因・条件になってしま い、もちろん、その逆に、無明・煩悩から離れた、もしくは離れるために行われる善き言動は、善い結果をもたらす要因・条件になることになります。輪廻・業 論の否定は、無明・煩悩、あるいはそれらによる悪業、または、悟り・涅槃、あるいはそれらへと向けた善業や仏道までも否定してしまうことに繋がりかねない ため注意が必要となります。

また、上記の小前提2におけることと同様に、小前提3の「善因善果・悪因悪果の因果関係」の否定も、悪業・善業の否定、無明・煩悩や悟り・涅槃の否定、仏 道の否定となってしまうため、やはり注意が必要となります。この「因果の理」は、全ての仏教思想に通底している基本的な理となります。モノ・コトは、必ず 因果の理、あるいは条件という意味の「縁」も加えて、「因縁果の理」によって成り立っていることを、まずはしっかりと理解しておかなくてはいけません。

次の小前提4としての「仏教の修道論(智慧開発・善徳行・利他行・菩薩行)」も、まさに善因善果・悪因悪果の因果関係を基本としているため、もしも、それ らを否定してしまっては、別に何もせずとも、あるいは、善業、悪業のどちらにも拘らず、何か善い結果、例えば、悟り・涅槃へと到れること、如来となれるこ とを認めてしまうことにも繋がりかねないため、否定すべきものではないと考えます。

更に、小前提5におけるように、「無際限・無限定に如来の慈悲を根拠としての救済」を説いてしまうことは、その救済の範囲をあまりにも拡大させすぎて、 「善因善果・悪因悪果の因果関係」・「仏教の修道論」を破壊してしまう恐れがあります。例えば、「いずれ如来の慈悲の中において、みんな必ずや救われる、 悟れることになるから大丈夫、安心だ」となってしまえば、それでは、どんな悪業や善業、修行にも拘らずに、いずれ誰もが救われることになり、何をしてもし なくても関係ないこと、平気なことになってしまいます。それが、小前提6の楽観的な考え方として、仏教そのものが、結局は、不要・無用となりかねなくなり ます。特に、「全ては既に悟っている、悟りの中にある、全ては皆成仏している」といったような全面肯定の考え方は危険極まりなく、それも、いずれは、「何 もしなくても大丈夫だ」となって、仏教の不要化・無用化に繋がりかねませんので、非常に気をつける必要があります。

最後の小前提7の神秘主義的な考え方も、上述のことに加えて、「何か訳は分からない、証明はできないけれども、それで悟れるらしい、救われるらしい」とい うような無責任なことを認めてしまっていけば、因果の理を否定することになり、確かなる仏道の修習が成り立たなくなってしまう恐れが出て参ります。

仏教における、その教え、考え方が正しいかどうかは、常に各々で合理的に十分に色々と検証していくことが大切であり、チベット仏教における教えの中に、 「師の教えを、ただ尊敬だけをもって受け入れるべきではなく、金細工師が、その扱っている金が本物か偽物か、その金を焼いて、切って、磨くことをもって慎 重に吟味するように、そのようにして師の教えも受け入れていくべきである」とありますように、例え師の教えであろうとも、批判的、合理的に検証を繰り返し て、しっかりと納得した上にて、その教えを修習することが大切なことになります。とにかく、心の底から納得できるまでは、合理的に批判的に検証を繰り返し ていくことが必要であり、あまりにも現実的で無いような荒唐無稽なことを狂信したり、妄信、盲信してしまっては、善い結果(悟り・涅槃)へと到れるどころ か、まるで逆の悪い結果に陥りかねない危険性もありますので、十分な注意が必要となります。

とにかく、仏教の基本的な教えについて、過去この世に顕れられた七名の如来が、共通しておっしゃられていることを端的に表すお経がございます。それが「七仏通誡偈」(しちぶつつうかいげ)でございます。

「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」
(しょあくまくさ しゅうぜんぶぎょう じじょうごい ぜしょぶっきょう)

「諸々の悪い行いをなさずに、善い行いに努め励みて、自らその心を浄らかにすること、これが諸々の御仏の教えである」

仏教の基本は、とにかく、悪い行いを慎み、悪業を積まずに、善い行いに努めて、善業を積むことに励み、心を無明や煩悩に汚されないように浄らかにして、やがて悟り・涅槃へと到れるように、確かなる仏道の歩みを進めていくことが大切となります。

確かなる仏道の歩みを進めていく上で、特に前述の「智慧と福徳」の二つのことにしっかりと修習していくことが望まれます。是非共にこれからも頑張って参りましょう。

川口英俊 合掌

・・

hasunoha拙回答・500回答到達にて検証・充電期間中。再開はお彼岸後以降の予定。どうかご容赦下さいませ。

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hasunoha拙回答、ようやくに500回答到達となりました。

http://hasunoha.jp/users/16

記念すべき500回答は、やはり、何と言っても拙生のテーマとも言えます「空」についてと相成りました。

問い「「空」とはどういう意味でしょうか?」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1020870815.html

この後、一旦、検証・充電期間に入らせて頂きます。

再開は、お彼岸が終わっての3/24以降になるかと存じます。

この間、拙回答は滞って しまうこととなりますが、どうかご容赦の程を宜しくお願い申し上げます。

平成27年3月2日 川口英俊九拜

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
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下記問いに回答させて頂きました。

問い「「空」とはどういう意味でしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/1076

【ご質問内容】

分かりやすく教えて下さい。
物質はあるのに空であるっていう意味がよく分かりません。
こちらの思い一つで物質の意味が変わるというようなニュアンスでいいのでしょうか?

「空」だと知ることに何の意味があるのでしょうか?

【拙回答】

hasunohaに参加させて頂きまして以来、この問答にていよいよ500回答となりますが、この間、拙生の取り組んで参りましたテーマとも言えますのが、まさに「空」、そして「縁起」でございました。

仏教は、「智慧と福徳(方便)」を両輪として、確かに修習していくことが求められます。その中でも、智慧の開発における最大の要諦が「空と縁起」の理解となります。

「物質はあるのに空である」とは、般若心経の「色即是空」のことを言及されているのではないかとお察し致します。しかし、それは、次の「空即是色」という理解も併せて行うことが必要となります。

もちろん、「空と縁起」の理解は、非常に難しいですが、とにかく、私たちは、般若心経の中にも出て参ります、「顛倒夢想」の中、あるいは難しい用語となり ますが、「倶生諦執」、「有染汚無明」、「二(人我執と法我執、倶生我執と分別我執)我執」の中にあり、常に誤った認識状態で、モノ・コトを実体視執着し てしまい、それで迷い苦しむことになってしまっております。

「空」というのは、つまり、無実体・無自性・無自相ということなのですが、要は、そのモノ・コトが、それ自体の側において、永久永遠に変わらずに存在し続 けているモノ・コトとして有り得ているのかどうかということであります。もう少し詳しく述べるならば、他に(例えば、要因や条件等に)依存せずに独立自存 として成立しているものが果たして有り得るのかどうかということを考えてみる必要がございます。

更に分かりやすく述べるならば、もしも、他に依存せずに独立自存として存在するものがあるならば、一応、この宇宙の始まりと言われているビッグバン以前か らも、それはそれとして存在していなければならないのであります。もしも、シャ家族様のその現在の心身が実体として有るとするならば、その現在の心身その ものが、ビックバン以前から実体として有るということにもなります。しかし、もちろんそんなことはあり得ないのですが、その理解を一つ一つに及ぼしていく ことで、これで間違いないという心底からの了解が必要となります。

字数制限の関係上ここまでにて、関連の過去問答も是非ご参照下さいませ。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/空と縁起

川口英俊 合掌

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「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/8f49efb18934ec00993d52e91c603327

・・

NGO「国境なき僧侶団」フェイスブック・ページ
https://www.facebook.com/pages/国境なき僧侶団/578961352183094

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【チベット問題】

チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

「太陽を取り戻すために チベットの焼身抗議」中原一博氏著
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51799025.html

無償ダウンロード
https://docs.google.com/file/d/0B6cmrkvyxC23QmhCRTZyeWRrNm8/edit

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
http://t.co/PwVvYWck

・・

川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529
2015/02/21(Sat)
勝義方便メモNo.10・73-77まで追記
http://togetter.com/li/719545

73) イスラーム国のテロ行為・残虐非道な行為と関連して、「宗教と犯罪」について最近は考えさせられることが多くあります・・ある意味での「救いと殺し」についてです。これは、何度か過去の「勝義方便メモ」シリーズにおいても取り上げさせて頂いて参りました。

74)改めて次の論考も挙げさせて頂いておきたいと存じます。「仏教における殺しと救い」http://mmori.w3.kanazawa-u.ac.jp/works/article_pdf/3_48murdere&salvation.pdf

75)つまるところ、簡単には、理想の実現のためならば、その過程のいかんを問わずに何でも許される(かも)という間違った考え方の信奉者・狂信者による ただの犯罪・悪業というだけのことであり、そんな間違った過程による理想は実現することなど決してないことが分からないのです。

76)これは仏教の目指す涅槃・悟り・浄土へと至るという理想の実現のためにということにもそのまま当てはめることができます。理想の実現を奇貨とし、そ の過程において犯罪や悪業を積むようであるならば、決して涅槃・悟り・浄土へと至れることなどあり得ないということであります。

77)更に補足しますと、いくら理想の実現としての涅槃・悟り・浄土へと至るためだと言っても、仏教の基本中の基本である七仏通誡偈の内容に反してしまっ ていれば、所詮はただの犯罪・悪業でしかなく、涅槃・悟り・浄土へと至れることなどもちろんあり得ないということであります。

hasunoha問答ピックアップ・・

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/
スマートフォン・携帯ブラウザも対応

問い「自殺した人の魂について」
http://hasunoha.jp/questions/1004

【ご質問内容】

去年7月に6年一緒に住んでいた彼氏が自殺しました。亡くなってから、毎日逢いたくて、寂しくて、日々泣いていました。 彼氏は、成仏したのか、まだ側に居てくれてるのかなぁ。とか色々考え、死後の世界の事や魂について知りたくて、何冊も本を読みました。でも、自殺した人の 魂について書いてる本は、ほとんどなく、病死や年老いて亡くなった魂についての本が多いんです。何か、自殺した人の魂について書いてる本があれば、教えて もらえないでしょうか?自分でも、何をしたいか分からないんですが、そういう本を読んでると、彼氏を近くに感じれて安心するんです。何か、良い本があれ ば、教えてください。

拙回答

「チベットの生と死の書」

まかな様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

これまでにも下記問いにお答えをさせて頂きましたが、いまだ彼氏様への色々な想いが癒されておられないご様子をお伺い致しました。

問い「死んでしまったら無なんでしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/742

問い「自殺した人の霊」
http://hasunoha.jp/questions/718

この度は、「自殺した人の魂について書かれている本」についてのご質問でございますが、これまでの仏教に関しての拙学びにおいて、最も参考になるであろう と思われる本をご紹介させて頂きたいと存じますが、その前に最初に述べておきますが、非常に難しい内容、解釈を誤ってはいけない内容も扱われております。

それでも、まかな様が真摯に、真剣に彼氏様の魂(ただし、拙生は魂とは表現せずに「心相続」と述べております)の善き赴きへの善き因縁となる御供養をして頂くために、この度はあえてご紹介をさせて頂きます。

「チベットの生と死の書」 ソギャル・リンポチェ師 訳・大迫正弘氏・三浦順子氏 講談社

是非、仏教の基本的なことも簡単な本でも構いませんので押さえながらに、この本の学びを進めて頂きたいと存じますが、特にオウム真理教の事件で有名となっ た「ポワ」についても扱われております。オウム真理教の用いた「ポワ」の論理は当然に間違いですが、常にその間違いに陥る危険性が控えていることは理解し て頂いて、その上で、真なる供養のあり方についてお考えを賜れましたらと存じます。

特に参考として頂きたいページ「第十九章 死後の助け P525~527」

今、まかな様にとって重要なのは、まかな様が彼氏様に対して御供養できているのかどうかという実感的なところになるかと存じます。それが実感できれば、きっと少しはまかな様ご自身にとっての安心や癒やしにもなるのではないかと考えております。

御供養においては、まず、彼氏様のことを強く思われて、その上で彼氏様の心相続に対して、どうか善き赴きへと向かうようにとして行われる善徳行が何よりも 一つ大切に、そして、次には、更にその善徳行による福徳、つまり、幸せや功徳が、あらゆる一切の衆生たち、三界の全ての者たちのためにも及ぶようにと回向 することが大切になるかと存じております。

川口英俊 合掌


問い「愛猫への償い方」
http://hasunoha.jp/questions/1022

【ご質問内容】

はじめまして。nonoと申します。

今年の1月に愛猫を亡くしました。

たった1日のすれ違いでもう会えなくなるとは思って無かった自分が憎いです。

寒い日に辛く凍えて孤独に死んでしまったと思うと胸が張り裂けそうです。

せめて死に目に会いたかった。最後に抱き締めてちゃんとお別れが言いたかった。

一匹 人目の届かない所でひっそりと痩せ細った足でどこかに消えて行ってしまいました。

たった2年しか生きられなかったけれど、一緒に過ごした楽しい思い出、体の弱い子だったので、不安で苦しい日々を過ごした思い出もありました。

今は現実が受け入れられなくて、ちょっと物音がする度に帰ってきたかもしれない!
と窓を何回も確かめてしまう自分がいます。

消えてしまって、ちゃんと遺体を供養してのお別れが出来ません。沢山探したけれど見つかりませんでした。

もっともっと一緒に過ごしたかった。もっと大切にしてあげればよかった。

そう言う思いが日々強くなり、夜も強い不安と後悔で息苦しくて眠れません。

あの子が一番辛かったのに、私はこの悲しみを乗り越えたいと考えている酷い人間です。

あの子は私を恨んでいるかもしれない。成仏出来ないかもしれないと考えてしまいます。

出来るならまたあの子を抱き締めたい。償いをしたいです。

長く纏まりのない読みづらい文で大変申し訳ございません。

愛猫の魂が救われる事を願わずにはいられません。

もし宜しければアドバイス頂けたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

拙回答

お手紙が届きました。

nono様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

実は愛猫様から満中陰の前にお手紙を預かりました。僭越ながらにもこちらに記して代読させて頂きます。

・・

親愛なるあなたへ

お元気ですか。

実は・・あまり詳しいことは言えないのですけれども・・次の私の行き先がもうすぐに決まります。

行き先が決まる前に前世の記憶が完全に無くなってしまうみたいです。

なので、まだ覚えている今のうちにと思って、お手紙を書きました。

私のことを今でも忘れずに気にかけてくれていて、ありがとう。

実は・・私は愛する人の悲しむ姿を見たくなくて、あなたのもとを黙って去ってしまいました。本当にごめんなさい。

私はあなたと過ごせた日々、本当に、本当に、幸せいっぱいでした。

あなたに大事に親切に可愛がられて、優しさや思いやりの大切さを学ぶことができました。

そのお陰もあってなのか、私は再びあなたのいる世界へと戻ることができるみたいです。

もちろん、もうその時には前世の記憶は無いので、偶然にどこかですれ違っても、お互い分かることはないかもしれないけれど、今お世話になっている偉い尊い お方が、確か「くんじゅう」って言ってたかな・・記憶や感情の残り香のようなものが、心のどこかにまだ残っていて、過去世で互いに縁や繋がりの深くあった 者同士が、どこかで偶然にでも出遭ったら、ふっと懐かしい気持ちに包まれて、なんだかわからないけど、それとなくわかるみたいなこともあるようなことを少 しおっしゃっていたので・・

だからお願い、もう悲しまないで。私はもうすぐあなたのいる世界に戻ることになるのですから。記憶は無くなっていても、きっとまたあなたと会えるような気がしています。

優しいあなたが大好きです。また会いましょうね。

本当にありがとう。心からの感謝を込めて。

・・

文中の「偉い尊いお方」とは、拙生の勘では観音様、それも馬頭観音様かなと存じます。「くんじゅう」とは多分、「薫習」で、確かに心に染み付いた残り香の ようなもののこと(習気)であり、おそらく「中有」という状態に現在あって、過去世、前世での善き縁によって、またこの世界に生を受けられることになった ようでございます。もしかしますと、人間としてかもしれませんね。

再会を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「お寺は敷居が高いと感じます」
http://hasunoha.jp/questions/1016

【ご質問内容】

京都や奈良のような有名で大きな寺がない県に住んでいます。
お参りして御朱印をいただきたいのですが、神社より敷居が高く感じます。特に小さなお寺は敷居が高く感じます。
どうしたらそのように感じなく素直にお参りできますか?

拙回答

お寺の敷居

Rika様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お寺の敷居は誠に高いですよね・・

もちろん、どこのお寺でもそうですが、例えば門の敷居は高いものです。ただ、最近は高齢化社会ということもあり、車イスの方のお参りにも配慮して、バリア フリーということで、高さのない敷居、敷居のない通用門を設置しているところも多くなってきているでしょうが、もともとお寺の敷居は高いものでございま す。

実はこれには大切な理由があり、それは敷居が聖域と俗域との「結界」を示しているということでございます。

お寺は仏様・菩薩様方がおられる法域・聖域となるだけに、やはり特別に神聖な空間としての結界が張られます。

よくお寺には、「大界外相」や「大界内相」と書かれた石碑がございますが、それらが結界を示す結界石であり、山門に設けられていることもございます。

もちろん、俗と聖を分けるとはいえ、お寺の本来の意義としては、正法護持や仏法興隆と共に、仏法によって衆生の迷い苦しみを取り除いて、大安心へと導くということが大切となります。

「駆け込み寺」と言いますように、お寺、僧侶は、人々が苦しい時、困っている時には、やはり頼りにされるところでないといけません。もちろん、頼りにされるだけのことを対応できるように日々、研鑽して調える必要もございます。

その研鑽には、自己修養、日課勤行、掃除などもあり、また、法要、檀家参り等もあって、十分に参拝者に対応できない、留守の場合もございますので、そのあたりは少し心づもりをして頂けましたら有り難くに存じます。

とにかく、インターホンや呼び鈴があれば、そこでまずはご挨拶をされて、ご本尊様へのお参りの旨、御朱印を頂きたい旨をお伝えして、了承があれば、ご遠慮 なくお入りになられて、お参りされて、御朱印を頂く際に少しなりともお話(簡単なご法話でも賜われると尚良いかと思います)もなされてみられたら良いので はないかと存じます。

またお寺によっては、御朱印のないところもございます。確実に御朱印が頂けるとなりましたら、霊場の札所であれば、ほぼ確実に戴けることでしょう。

お近くにあるかどうかは、是非、ネット検索して下さい。例えば、「○○県 霊場」「○○県 札所」など。

お寺、僧侶がより身近に感じて頂けることになりましたら誠に幸いでございます。

川口英俊 合掌

hasunoha・拙回答まとめ集
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hasunoha・拙寺紹介ページ
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運営者によるhasunoha(ハスノハ) blog
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東日本大震災を機縁として立ち上がりました「hasunoha」に参画できましたこと、誠に感謝致しております。微力ながらにも一つ一つ少しずつでもお役に立てれる善行・功徳となりましたら、亡くなられました皆様への追善供養として回向申し上げたくに存じております。合掌

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2015年度、ダライ・ラマ法王猊下様のご来日のイベント情報
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52183921.html

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勝義方便メモNo.10
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「マインドフルネス」再考・ティク・ナット・ハン師の「インタービーイング」考を進めさせて頂いております。

勝義方便メモNo.9
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勝義方便メモNo.9 超宗派系一覧(2014.7.13時点)
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「拙理解仏教図式No.7(2014.6.14)」ご提示・再考随時訂正予定
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「 死後について 」平成26年9月・秋彼岸墓前回向 配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/46df9bb57071ef4f2b56161423dba66f

平成26年・お盆施餓鬼法要 法話内容 録画配信Ustream
http://www.ustream.tv/recorded/51379634

「お葬式について」平成26年8月・お盆施餓鬼法要・配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/0816eb5e788bf5ecfc8eed8e901b1a76

2013.11.19「空と縁起」に関する拙質問に対してのダライ・ラマ法王猊下様の御回答内容について
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/710b99c74854aebc871a6f75e28dde12

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2014.4.14 ダライ・ラマ法王猊下様によるチベット密教・胎蔵曼荼羅灌頂・ご報告
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/bc5c08f69d78bdda5c6cca62d17d87df

ダライ・ラマ法王猊下様今春ご来日動画集
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【チベット問題】

チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
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「太陽を取り戻すために チベットの焼身抗議」中原一博氏著
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51799025.html

無償ダウンロード
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「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
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川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
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2015/02/01(Sun)
2015年度、ダライ・ラマ法王猊下様のご来日のイベント情報(現時点)

GOMANG ACADEMY JAPAN「伝法の未来を考える」2015.4.5
http://www.mmba.jp/circle/gaos2015
主催 一般社団法人・文殊師利大乗仏教会

参加は致しませんが、チベット仏教・チベット支援のお約束がございますので、この度は1口だけスポンサー登録をさせて頂きました。心からご随喜、ご盛会を祈念申し上げます。


「般若心経・菩提心の解説・観音菩薩の許可灌頂」2015.4.12/13
http://www.tibethouse.jp/event/2015/150412sermon.html
主催 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

既にチベット・ハウスにて申し込みをさせて頂きました。但し、お葬儀が入ったりやむを得ない事情がありましたら一日だけになるか、場合によりますと二日間共にダメになってしまいます・・

一般参加申し込みも既に完売のようです。(現時点)

チケット情報
http://l-tike.com/d1/AA02G03F1.do?DBNID=3&ALCD=1&PGCD=240787
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1454332


「ダライ・ラマ法王特別記念講演」2015.4.8
http://sougisei.com/
主催 曹洞宗岐阜県青年会

まだ一般参加申し込みできるようです。(現時点)


「次世代のための環境シンポジウム2015」2015.4.6
http://www.tibethouse.jp/event/2015/150406kankyo.html
主催 次世代のための環境シンポジウム2015実行委員会

チベット・ハウスの申し込みは既に完売のようです。(現時点)

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「Hasunoha」拙回答ピックアップ

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/
スマートフォン・携帯ブラウザも対応

問い「元恋人のお坊さんが荒行に」
http://hasunoha.jp/questions/998

【ご質問内容】

私は以前、日蓮宗のお坊さんとお付き合いをしていました。

彼の人柄に惹かれて仲良くなり、
あとで彼がお坊さんであることを知りました。

お坊さんであるということに抵抗や偏見などはなかったのですが
私は日蓮宗ではないので、知識がまったくなく
日蓮宗のお坊さんが日頃どんなことをしているのか、
どんな生活をしているのかさっぱり分かりませんでした。
彼も優しい人だったので自分の辛いことや大変なことは
あまり私には話しませんでした。

お付き合いをすることになってからも
遠距離だったためなかなか会うこともできず
当時私は土日休みの普通の会社員で
休みも合わずで会えない悲しさなどをぶつけてしまい
すれ違いもよくありました。

そんななか、彼が荒行にいくことになり
別れることになりました。
そんななかでも彼は優しく
修行が終わればまた会おうと話してくれました。

いま今も彼を想い続けており
どうしてもっと理解しようとしなかったんだと悔やんでいます。
彼のことは人としても好きで尊敬しているので
たとえ元の恋人関係に戻れなくても
また仲良くなりたいと思っています。

来月彼が修行を終えて帰ってきます。
私はどのように声をかければいいんでしょうか?
疲れているからそっとしておいた方がいいのでしょうか?

またお坊さんから見て、
女性にはどのように支えてほしいと感じますか?
教えていただけると幸いです。

【拙回答】

日蓮宗大荒行

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

日蓮宗のお坊さんとお付き合いされておられたものの、色々とすれ違いがあり、そのお坊さんが荒行へと行かれることを期として別れられたとのこと・・しかし、別れたことへの後悔のお気持ちがあられるご様子をこの度はお伺いさせて頂きました。

大荒行成満の二月十日まであと少しでございますね。

日蓮宗大荒行は、非常に厳しい修行の一つでございます。命を落とすものが出てしまうことがあるぐらいです。

午前二時に起床、午前三時から午後十一時まで、水行・読経・書写行などが行われ、食事も白粥・朝夕二食の生活が百日間続きます・・

「寒水白粥凡骨将死 理懺事悔聖胎自生」

寒水一日七回の水行、読経三昧、白粥の食事・・まさに骨身を削りに削り、死の寸前まで至るような厳しい修行をすることで、罪業の本質を見極めて、罪業を懺 悔(無相・有相の懺悔)し尽くして、凡骨なる身が聖胎、つまり、凡俗なる者が聖なる尊い存在へと昇華することを目指すために行われる修行となります。

この大荒行の修行は、その厳しさもあり、並大抵の決意では臨めないものでございます。

正直に申しますと、そのお坊さんは、恐らくは本心では別れたくはない、貴女様のことは好きであり、仲良く付き合いたいと思っているけれど、真剣に真摯に修 行へと臨まれるために、それは、つまり、あらゆる煩悩(愛欲など)を断ち切って、修行の障りとなるものをできるだけ除かれるために、あえてこの度は別れを 成されたのではないであろうかと邪推ながらにも存じております。

是非、彼が修行を終えて帰られましたら、一言、「お疲れ様でした」とお声掛け頂きまして、「これからも宜しくお願いします」と告げられると良いのではないかと存じます。

また、もしも可能でしたら、千葉県と、遠くになりますが、法華経寺へと参詣なされて、二月十日の祖師堂での「大荒行成満会」にご参加なさられて、一目でも彼のお姿、勇姿を御覧になって頂けても有り難いかと存じております。

法華経寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/法華経寺
https://plus.google.com/107071630029326816484/about?gl=jp&hl=ja

お幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「お布施代について」
http://hasunoha.jp/questions/955

【ご質問内容】

こんばんは。
日蓮宗のお坊さんとお付き合いをしているあひるといいます。

外国に住んでいる両親の友人が去年亡くなり、もうすぐ一周忌なんですが、
亡くなった日本人で仏教徒である奥様のためにきちんと供養をしたいと
ドイツ人の旦那様がどうすればいいのか?と両親に質問をしてきまして、
彼に色々と聞いていたら、結局戒名、お位牌、そしてお経を彼のお寺にお願いする事になりました。
費用を聞くと、ご住職のお父さまが、戒名、お位牌合わせて家族割で6万でいいよと言ってくださったのですが、ネットでみたところ、通常戒名は30万程度からと書いてあり、それはいくらなんでも安過ぎるのでは?と悩んでいます。

まだ家族になってもおらず、しかも私の両親の友人の戒名なので、そんな破格の割引を頂いていいのか?と。
恐らく金額を聞いてもそれでいいと言ってくださるのだと思いますし、母は別の友達から「それは100万ぐらい払った方がいいんじゃないの?」と言われたそうで、ますます混乱しています。

このような場合、ご住職がおっしゃる金額のお支払いでいいのでしょうか。お布施は「気持ち」というのは分かっています。
ここで、それ以上をお支払いすると逆に失礼にあたるのでしょうか。

皆さんのご意見を聞かせて頂ければ幸いです。こんな下世話な質問で申し訳ありません。
よろしくお願いします。

【拙回答】

「布施」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お布施は「布を施す」とありますように、本来は、有り難い仏法を説いて頂けたこと、仏法により安心や安楽、幸せを頂けたことに対しての御礼として、貧しい者から衣・袈裟を作るための「布」を施されたことを由来としております。

その布は汚物を拭いた後にて捨てられてしまうような布ではありましたが、当時、高価な財産価値のあるものを修行僧は所有することができませんでしたので、そのような布であれば丁度有り難く受け取れた御礼であった次第でございます。

衣・袈裟のことを「糞掃衣」(ふんぞうえ)と言いますのも、当時、大便など汚物を拭いて捨てられたような布を集めて作られていたからというのが由来となっております。

とにかく、何かできることで感謝を表す御礼が「布施」となります。

さて、この度は、お付き合いされておられるお坊さんのお寺にて御供養をお願いなされることになったようですが、家族・友人割云々よりも、これからしっかり と御供養して頂けることで故人様が安心、安楽を賜われるようにとして、仏法、宗旨への理解を深めて頂いて御供養をなさられて頂けることがまず大切になるの ではないかと存じます。

日蓮宗であれば、特に法華経の教えの理解が大切となります。仏法を頂けることにより、故人様への安心、安楽(例えば、日蓮宗では、霊山浄土への往詣、成仏 へと向けた御供養など)を賜われることへの御礼として、施主となられるその旦那様に布施のご説明をなさられて、そして、ご住職様からお金で○万円で納めて 頂けましたらとお伝えなされるとどうであろうかと存じます。

また・・誠に言いにくいことですが、万が一にもあひるさんが先で破局や離婚でもなさられてしまわれて、後から、「いや、あれは家族・友人割だったので、一 般的な正規のお布施(本来は一般的も正規もありませんが・・)をやっぱり頂きます。○○万円を」とならないかどうかが心配となります。今後の供養にも関 わっていきますので、施主であるご主人様にとって、大きな失望へとならないかどうか注意、確認が必要ではないかとは存じます。

また、逆にそれがあひる様にとっての足枷になる恐れも・・

もちろん、円満にこのまま良いお付き合いが進みますと問題はありませんが・・余計なお世話にて申し訳ございません。

川口英俊 合掌


問い「仏教では自殺は悪いことではないというのは本当でしょうか。」
http://hasunoha.jp/questions/985

【ご質問内容】

つい最近 「hasunoha」 をみつけて登録したものです。

早速ですが、
仏教では自殺を悪いことだとは言わないのでしょうか。

自分の肉体の生命を自分の意志で終わらせることを自殺であると定義したとき、仏教では、自殺はとがめられる行為ではないのでしょうか。

私は、キリスト教徒ではありませんが、自殺はしてはいけないとする意見に賛成するものですので、たとえば意識を失うほどの肉体の苦痛が私のところにやってきたとしても、その苦痛に忍耐するつもりで生きています。

そもそも、釈迦がいうところの「空」を素直に学べば、自殺は起こらないのではないでしょうか。

ご教示お願いいたします。

【拙回答】

「空と縁起」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

浦上様も既にご回答のように、仏教において自殺・自死を勧めるということはありません。

確かに釈尊の在世時において弟子たちが自殺されたということはございました。このことにつきましては、下記のページの内容をご参照下さい。

「仏教は自殺を本当に禁じているのか?」
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3138/suicide_buddhism.html

その上で、下記の問いにて拙見解を述べさせて頂いております。

問い「自殺してはいけない理由」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002970251.html

次に、『釈迦がいうところの「空」を素直に学べば、自殺は起こらないのではないでしょうか。』・・でございますが、「空」(無自性・無実体・無自相)という真理を理解することは、つまり、「縁起」を理解するということも大切となります。

問い「生きること、死ぬこと、どっちが辛いのか」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002992500.html

上記の拙回答にて述べさせて頂いておりますように、「空と縁起」の理解を進めることが迷い苦しみを超えていく上で非常に重要な鍵となります。

このことをここで詳しく扱いますと膨大な説明が必要となりますが、誤解を恐れずに簡単に述べさせて頂きますと、「空と縁起」を理解することは、因果の理を しっかりと理解することでもあり、悪因悪果、善因善果という中で、悪い結果となることが明らかであることを自らで行うことは無くなる、しないということに て、無明・煩悩による自殺・自死(悪業となる自殺・自死)などとてもできないということになります。

とにかく、私たちは、空の理解だけではなくて、縁起の理解も誤りなくに進めることも必要となります。

是非、これからも「空と縁起」の理解を深めて頂けましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌


問い「宗教に対するイメージについて」
http://hasunoha.jp/questions/976
【ご質問内容】

私は宗教に対していいイメージを抱きにくい人間です。

ニュースを見ていると宗教の悪い面が目に入ってくるので悪い印象をどうしても持ちがちになってしまいます。そしてなかなか中にはいい人もいるという印象も 持ちにくくなります。例えば最近だったらイスラム過激派のテロであったり昔だったらオウムや霊感商法だったりでしょうか。

そういうこともあってかもし仮に私が大勢の前で「私は宗教をやっています」だとか「宗教のおかげで生活がよくなりました」と言ったら大半の人が「この人は カルト宗教に入っている」だとか「勧誘している」と思われる、そういった流れが容易に想像(たとえ誤解であったとしても)できてしまうのです。

別に宗教全般が憎いわけではないですが前述のような人を傷つけるような宗教は許せないですね。

どうすれば宗教のよい面に触れることができてなおかつカルトみたいな危ないものにはまっていないと周りに誤解されずにすむのでしょうか?

【拙回答】

拙宗教考・2

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「宗教」に関しましては、最近に下記問いにお答えさせて頂きました。

問い「宗教とは」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1017725553.html

宗教は、幸せや安心のための一つの方法論として、どう利用していくべきかを考えていくことが必要になります。

仏教の場合では、実践思想哲学的側面が強くありますので、実践しながら、納得して受け入れていくことが大切となります。納得できるかどうかは色々と学び試さつつ、随時合理的に検証なさられながらに修習されることをお勧めさせて頂きます。

破壊的カルトなど結果的に不幸になる、迷い苦しみになるような、そんな宗教はやめる、いらないと考えるのが妥当であるかと存じます。それはもちろん信教の 自由の下における個々人の自由意思、それぞれの良識、良心にも委ねていくことになりますが、反社会性、犯罪性を帯びるような宗教、信教、信仰は当然に論外 であり、厳しく排斥、淘汰されてしかるべきことになるでしょう。

さて、ここで、私が貴方様に対して私になって下さい、思想、信条、性格、癖、言動・・など私に全て合わせて下さい、と言われたらどう思うでしょうか?当然に無理でしょうし、嫌でしょう。逆もまた同じです。

それでもお互いにこの世界で過ごすことができているのは、違いは違いとして認め合って、互いに尊重し合い、時には衝突や喧嘩もしながらにも、バランス、折り合いをつけていけているからであります。

この世にて幸せに、円満に過ごすためには、支え合い、分かち合い、助け合いと共に上記のようなことも大切となります。

宗教や宗派、信仰の違いも同じことであり、違いは違いとして、別に無理に信仰や教義を同じくする必要は全くなく、違いがあることについて互いに尊重し合 い、認め合うことがまず必要になります。その上で教義上での違いや方法論などについて議論、提言、意見、時に互いに諌言し合ったりもしながら、よりよい世 界を目指して、人類、衆生の皆の幸せや安心、安楽のために資していくべきであるのではないかと考えております。

川口英俊 合掌

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2015/01/16(Fri)
最近の「Hasunoha」拙回答ピックアップ

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問い「宗教とは」
http://hasunoha.jp/questions/952

【ご質問内容】

宗教とは何ですか?

宗教とは何を目指しているのでしょうか?宗教の目的がよくわかりません。

祖父母の法事等で、宗教行事に触れる機会はあるのですが、この私の人生にどういう意味があるのかが、わかりません。

宗教の目的はなんでしょうか?

お坊様がたの信仰されている宗教について、その宗教とは何か?その宗教の目的とはなにか?

を教えていただけたら幸いです。

宜しくお願い致します。

【拙回答】

宗教考

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「宗教とは、一般に、人間の力や自然の力を超えた存在を中心とする観念であり、また、その観念体系にもとづく教義、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集 団のこと」とウィキペディアにございますが、仏教でも如来・仏陀という人智を超えたる存在を扱うものの、決して私たち凡夫では成れないもの、遠い存在では なくて、確かなる仏道を成就することによって、迷い苦しみから離れて、如来・仏陀の悟りの境地へと到ることを目指すことになります。その仏道を歩むための 教えが「仏教」ということになります。

宗教の目的は、おおよそ、幸せや安楽、安心を得るため、あるいは、より良い生き方、人生を歩むためにあるかとは存じます。仏教ももちろんそのようであっ て、究極的な幸せ、安心、安楽としての「悟り」を得るために、(現世、来世両方へ向けて)悪い行いを成さずに、より善い行いを調えることによって、より良 い生き方、人生を歩めるようにしていくということにもなります。

特には善い結果へと向けては、善い因縁(原因・条件)が必要であるとして、仏道を歩むため、悟りを得るための善い因縁を仏教を確かに学び修して集積していくことが大切となります。その善い因縁は簡単には「智慧と方便(慈悲行・利他行・善徳行)」となります。

さて、問題は歴史上においても、また現在においてもそうですが、宗教が時に争いや憎悪の原因となり悲劇が起こってしまうことでございます・・

本来の宗教の目的は、上記でも述べさせて頂いておりますように、「幸せや安楽、安心を得るため、あるいは、より良い生き方、人生を歩むため」にあるものかと存じております。それが、不幸や迷い苦しみ、悲しみの原因となってしまっては誠に本末転倒となります。

何故本末転倒なことが起こってしまうのか・・それは、全ての人たち、仏教的には衆生たちが、幸せ、安心、安楽となることを目的とせずに、自分、あるいは自 分たちの集団さえ良ければいいというような、自己満足、独善的な考え方がどこかにあるために生じる問題であるのではないかと思われます。そうではなく、い かに皆が幸せに、安楽、安心に過ごせていけるかを第一としてどの宗教でも、どの仏教の宗旨宗派においても考えていくことがまず大切であるのではないかと存 じております。

川口英俊 合掌


問い「創価学会」
http://hasunoha.jp/questions/905

【ご質問内容】

私の母は、創価学会に入信しています。
母の家系は殆どがそうです。

本音を言えば辞めて欲しいのですが、本人が救われているのなら良いと言うのが私の思いです。
しかし、自分の考えを押し付けられるのがたまらないのです。

私は歴史が好きで、その流れで仏教にも大変興味があります。
が、それは母には内緒です。
母にとっては、創価学会意外は全部悪だからです。

私は、どう母に話したら分かって貰えるのか?
私は私であると分かって欲しい。
母の信じるものを否定したくないのに、母は全てを否定してくるのです。
これは分かりあえるものではないのでしょうか?

もう、何十年も抱えてる悩みです。
創価学会というと相談にはのって頂けない気もしたのですが、思いきって投稿させていただきました。

【拙回答】

「正しい」とは何か

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

ここではあまり内容を詳しくは述べれませんが、数年前に仏教系の新宗教に入信されている方と何度かお話する機会がありました。

その中で互いに法論を交わしたこともあった次第ですが、結果は互いに理解し合えずに平行線のまま別れることとなりました。

しかし、互いに話し合ってみて、色々と分かったこともありました。そして、その人はその人なりの思想と信条を持って一生懸命に頑張って生きておられるのだ と存じました。でも、そのことは、自分自身にも言えることでもありました。まだまだの浅学菲才の未熟者でございますが、拙生は拙生なりに全般的に仏教を学 び修しつつに思想と信条を持って生きているのだということであります。それは、互いに自分の考え、思想、信仰が正しいと信じながらにということでもありま す。

しかし、問題はその「正しさ」であります。厄介なことに「正しさ」というのは相対的なものであり、また、個々人、社会、国、時代等によっても価値判断が左 右されやすいものです。また、「絶対的な正しさ」とは何かというのは独善や自己満足などでは到底決めることもできないものであり、また、万人が認めている から「正しい」と言ってはいても、確固たる反証が出たりすれば当然に覆ることさえもあります。

ここで拙生が思いましたのは、「伝統宗教であれ新宗教であれ、その考え方が正しいかどうかは常に合理的に十分に色々と検証していくことが大切である」ということでございました。

話を少し戻しまして、お母様もはち様も互いにできるだけ話し合ってみられつつに、どこまで相互理解が可能かを推し量られて、歩み寄れる部分と歩み寄れない 部分をうまく振り分けながら、バランスを取って接していかれるのが良いのではないかとは存じております。その中でどうしてももう無理となれば、親元を離れ られて物理的にも精神的にも独立されるのも一つになるのではないだろうかとは存じております。

ただ、誰にでも「信教の自由」がある以上、国家権力や権威者、親が信仰を強要するようなことはあってはならないかとは思いますし、また、その信仰による行為が反社会的なもの、犯罪性のあるようなものであってもいけないかとは考えております。

どうか善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「お葬式と宗派について」
http://hasunoha.jp/questions/943

【ご質問内容】

外国育ちでよく理解できていないのですが(変な質問ですみません)、祖父母はすでにおらず宗派などもわからず(お墓も不明)、両親も檀家などではないので お世話になっているお寺もないのですが(あえていえば考え方としてこころにとめている宗派はあるのですが直接信者などというわけではない)、こういう場 合、お葬式などでは宗派など聞かれた場合どうしたらよいのでしょうか。キリスト教のように洗礼を受けたりというのもないようですし、たとえば、天台宗の思 想がとても自分の考えにちかいからそこでお願いしたい、などそういうことをしてもよいものなのでしょうか。またある宗派の信者になるということは仏教では どういうことなのでしょうか?(海外の宗教とは違うのでよくわからず、くだらない質問で本当にすみません)

【拙回答】

しっかりと納得して関わっていくという自覚と責任が大切

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

基本的には、既に大鐵様もおっしゃられているように「信教の自由」がございますので、宗教、宗旨宗派の選択も各個人の自由が尊重されるべきことでございま すが、何でもかんでも自由気ままにということではなくて、宗教、宗旨宗派に対して、しっかりと納得して関わっていくという自覚と責任が大切になるのではな いかと存じております。

特に仏教の場合は、実践思想哲学的な側面が強くございます。決して盲目的・盲信的な信仰であってはいけないかと存じております。数々の釈尊の善巧方便の教 えをしっかりと学び修していくためにも、まずは仏教全体の概要の教え、基本的な法理、各宗旨宗派の基本的教義などを概観することから始められて、その中か ら、少しずつお決めになられていかれると良いのではないと存じております。また、その中でやはり別の教義も学んでみたいとなりましたら、それはそれで全く 構わないのではないかと存じます。

拙生自身もいまだテーラワーダ(初期・根本仏教)からチベット密教まで幅広く学びを進めさせて頂いている途上でございます。

さて、以下は補足となりますが、お葬式と宗派につきましては、下記の拙論の中におきまして少し各宗派の葬儀の要諦について私なりに簡単にまとめさせて頂いておりますので是非ご参照頂けましたらと存じます。

「お葬式について」 平成26年8月・お盆配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/0816eb5e788bf5ecfc8eed8e901b1a76

また、これまでの下記各拙回答も少しく参考となるのではないかと存じます。

問い「お葬式・改宗について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1006716402.html

問い「お坊さんを変更できますか?」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1006677441.html

誠にご仏縁、ご法縁もご縁なるものかとも存じます。どうかマイカ様に御仏の善きお導きのあることを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「般若心経のことでお尋ねします」
http://hasunoha.jp/questions/930

【ご質問内容】

般若心経に「不生不滅、不垢不浄、不増不減」とありますが、
生じることもなく、滅することもなく、汚くもきれいなものでもない、減りも増えもしないものとは、具体的に何のことを言っているのですか?
教えて下さい。宜しくお願いいたします。

【拙回答】

般若心経における「無」や「不」の否定辞の意味するところ

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「不生不滅 不垢不浄 不増不減」の前に「是諸法空相」とございますが、この世の諸存在のありよう、モノ・コトのありようは、「空」であると述べられています。

この「空」のありようを示唆するために般若心経では数々の「無」や「不」の否定辞が使われますが、それは、つまり、「実体の否定」ということでもございます。

「実体」(自性・自相)とは、永遠永久に変わらないモノ・コト、独立自存にて成り立っているモノ・コト、何ら原因や条件も経ずにして生じる、あるいは何ら 原因や条件を経ずにして滅するモノ・コトのことを申しますが、そのようなモノ・コトは無い、あり得ないと言うことを示すために使われているのが般若心経の 「無」や「不」の否定辞となります。

「般若心経」のことにつきましては、これまでにも下記の各問いにてお答えさせて頂いて参りました。
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/般若心経

「不生不滅」につきましては、これまでにも下記の各問いにて扱わせて頂いております。
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/不生不滅

そこで、よく間違われてしまいますが、般若心経における「無」や「不」の否定辞の強さに流されて、何も無いんだとして、絶無・虚無に陥ってしまってはいけ ません。確かにモノ・コトは存在しています。貴女も私も確かに存在しています。しかし、その存在のありようはどのようなものであるのかを考えることが大切 なこととなります。その要諦が「空と縁起」ということになります。このことにつきましては、下記の問いの拙回答も少しくご参照下さいませ。

問い「生きること、死ぬこと、どっちが辛いのか」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002992500.html

※「縁起」の理解では、主に三つの階層が考えられ、第一に、「原因・条件と結果との依存関係」、第二に「部分と全体との依存関係」、第三に、「意識作用・概念作用・思惟分別作用により、仮名・仮説・仮設されることによるという依存関係」がございます。

川口英俊 合掌

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2014/12/06(Sat)
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「マインドフルネス」再考

ティク・ナット・ハン師の「インタービーイング」考を少し追記致しました。

62)ティク・ナット・ハン師のマインドフルネスを考える上で、重要なキータームの一つに「インタービーイング」があります。よく相互存在・相互共存とい う意で用いられてもいますが、ただ、正直、それだけで仏教の「縁起」観を捉えてしまうのは中途半端なこと限りなしとなります。

63)ティク・ナット・ハン師の「インタービーイング」の説明として有名な「一枚の紙」(すべてのものがこの一枚の紙と共存している)がありますが、正 直、「縁起」をそれだけで説明するのはあまりにも危険すぎであり、例えば政治的な全体主義の弊害も想起するところであります。

64)もちろん、ティク・ナット・ハン師は「インタービーイング」を平和観・慈悲観の滋養的な意味合いにおいて用いられているのは当然に分かるところです が、それが下手な正義を振りかざされるようなためのレトリックとして悪用されてしまわないかが心配されるところとなります。

65)それは、59) https://twitter.com/hide1125/status/538552339653619713 のようなことで、まあ例えば、全体の(先での)平和、安楽、未来のためにも少々のことは我慢しろ、ツベコベ抜かすなと反論や批判を完全に排除し、思い通りの恣意的な方向へと導こうとするところであります。

66)これまでの歴史も示しているように、その結果が悲惨な戦争や貧困、事故など多大な苦しみにやがて繋がることは大いに考えられるところであります。も ちろん、もともとは強く平和や安楽を求めていたはずであったのに・・何故・・ということになりかねないということであります。

67)仏教的には、あれほどに強く悟り・涅槃を目指していたはずだったのに、結果的に余計に迷い・苦しむことになりはしないかということであります。もち ろん、仏教を扱う以上、そんな結果を意図して導くようなことはないでしょうが、オウムの例があるように危険は常に潜んでいます。

68)つまるところ、華厳経の説く融通無碍的な縁起観、事々無礙法界観は、仏眼に映える世界観であり、私たちのような凡夫に対して説明する際には十分に気を付けないといけないというところです。ティク・ナット・ハン師が仏陀・如来であるならばそれはそれで構わないとは思いますが。

69)ただ、ティク・ナット・ハン師が仏陀・如来であったとしても、やはり余計な誤解を生まないようにするためには、「インタービーイング」の説明においての善巧方便的な配慮は必要となってくるのではないだろうかと存じます。そのあたりが非常に微細微妙に難しいところであります。

ティク・ナット・ハン師の「マインドフルネス」考のため、既読の「法華経の省察」と共に「ブッダの幸せの瞑想」サンガ、「微笑みを生きる」春秋社の精読を進めさせて頂いております。

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ポリタス『「総選挙」から考える日本の未来』
http://politas.jp/

2014 #総選挙 #ポリタス 一口メモ まとめ
http://togetter.com/li/753115

6-10を追記致しました。

とにかく積極的な政治参加が大切です。

https://twitter.com/hide1125

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下記問いに回答させて頂きました。

問い「檀家会と信教の自由について」
http://hasunoha.jp/questions/876

拙回答

村寺の問題について

心穏やかに様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

まだまだ村社会、地縁社会の地方においては、村寺(地元の自治会や青年団等で寄り合い所となっているなど村社会の中心的な役割を担っているお寺)があり、 自治会での地蔵盆や合同法要・供養等で、その村寺に法要の経費やお布施を自治会費から出しているところも少なからずあるのではないかと存じます。

また、心穏やかに様のところのように、自治会のほとんどの会員がそのお寺の檀家であるならば、尚更にそのような慣習・慣例的なものも強くあるのでないかと存じます。もちろん、お金の問題も当然となりますが、強制的なそのお寺の行事へのお手伝いも問題は問題であります。

ただ、既に危惧されておられますように、そのような村社会において、明らかな嫌悪を示し、反対・批判をすると、それこそ村八分となり、余計なストレスや嫌 がらせ等を受けてしまうことも十分にあり得ますので、檀家・自治会を辞めない限りは、いずれにしても難しいことに変わりはありません・・

方法としては、同じく疑問を持っている者、意見を同じくする者たちと共に、住職・責任役員、総代に対してしかるべくに提案・進言して、意識改革を促して、 そのような強制的なお手伝いを辞めさせるようにするのが良いのではないかと存じます。せめて意思確認、事情確認ぐらいはしてもらえるようにすると良いので はないかと存じますし、お手伝いをさせるにしても、その対価としての報酬(時給ででも)もしかるべくにお寺から出すようにしてもらうと良いのではないかと 存じます。

また、「信教の自由」に関しましては、これまでに下記の各問いにて扱わせて頂いておりますので、ご参照下さいませ。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/信教の自由

とにかく、まずはお身体どうかお大事にご自愛下さいませ。少しでも善処へと向かい、心穏やかに過ごされることができますように祈念申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「私はどう生きたらいいのか分かりません。」
http://hasunoha.jp/questions/899

拙回答

「障がい」について

喜己子様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

これまでに「障がい」のことにつきましては、下記の各問いにて扱わせて頂いて参りましたが、基本的には、障がいがあろうがなかろうが、人間誰しも皆一様に 「無明・煩悩・悪業」という苦しみを生み出してしまう要因を抱えていることにあまり変わりがないもので、問題はいかにそれらと向き合って解決を目指すかと いうことになります。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/障がい

仏教では因果の理を重視致しますが、必ずモノ・コトの結果にはその結果へと至るための原因や条件が色々とございます。当然に悩み苦しみにもそれらの原因や 条件があるため、その原因や条件さえ善い方向へと変えてやることができれば(過去のもはやどうにもできないような原因や条件ではなくて、今、現在進行形に 関わる原因や条件について)、当然に結果も善いものへと変えることができるようになるはずです。

それを最初から無理だ、諦めるでは、これ以上悪くなることは無いにしても、善い方向へと変わることはまずあり得ません。何よりもまず善い方向へと向けるための因縁を集めていく(順縁を得ていく)行動、精進努力が必要となって参ります。

遺伝子やDNAの問題は念の為に予防的に捉えておくだけで、本当に理解のある良い方との出逢いがあれば、結婚、妊娠・出産も視野に前向きに考えておかれると良いのではないかと存じます。

正直、そのような問題も誰もが皆何らか大小抱えているものです。無責任と思われてもいけませんが、とにかく、生命の神秘、人間の進化の過程を決して侮って はいけません。私たちには到底いまだ考えが及ばないような修正力や補正力も「いのち」には存在しているのではないかと考えております。

また、下記の問いの拙回答にて引用させて頂いているYahoo!知恵袋の問答も是非この機会にご覧下さいませ。

問い「子ども、子宝?について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1013207947.html

善処を心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

hasunoha・拙ページ
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拙回答まとめ集
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勝義方便メモNo.9
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勝義方便メモNo.9 超宗派系一覧(2014.7.13時点)
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52167906.html

「拙理解仏教図式No.7(2014.6.14)」ご提示・再考随時訂正予定
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/f11483ea1a2eb35ce5dcda72284b2bfa

・・

「 死後について 」平成26年9月・秋彼岸墓前回向 配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/46df9bb57071ef4f2b56161423dba66f

平成26年・お盆施餓鬼法要 法話内容 録画配信Ustream
http://www.ustream.tv/recorded/51379634

「お葬式について」平成26年8月・お盆施餓鬼法要・配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/0816eb5e788bf5ecfc8eed8e901b1a76

2013.11.19「空と縁起」に関する拙質問に対してのダライ・ラマ法王猊下様の御回答内容について
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/710b99c74854aebc871a6f75e28dde12

・・

2014.4.14 ダライ・ラマ法王猊下様によるチベット密教・胎蔵曼荼羅灌頂・ご報告
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/bc5c08f69d78bdda5c6cca62d17d87df

ダライ・ラマ法王猊下様今春ご来日動画集
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52160454.html

「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/8f49efb18934ec00993d52e91c603327

・・

NGO「国境なき僧侶団」フェイスブック・ページ
https://www.facebook.com/pages/国境なき僧侶団/578961352183094

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【チベット問題】

チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

「太陽を取り戻すために チベットの焼身抗議」中原一博氏著
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51799025.html

無償ダウンロード
https://docs.google.com/file/d/0B6cmrkvyxC23QmhCRTZyeWRrNm8/edit

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
http://t.co/PwVvYWck

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川口英俊の自動配信・デイリー自動情報収集ネット新聞
http://paper.li/hide1125/1307742529
2014/12/01(Mon)
「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/
スマートフォン・携帯ブラウザも対応

下記問いに回答させて頂きました。

問い「自閉症児の息子との関係について。」
http://hasunoha.jp/questions/883

拙回答

喝はいれませんが、障害への勝つをいれます。

たくみんまま様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

息子さんのこと、誠に心配でございます。また、ご主人様の理解が乏しいのは本当に残念なことでございます・・

自閉症(スペクトラム)・広汎性発達障害も千差万別の症状があり、アスペルガーや軽度、高機能も含めて相当に発症数も増えてきてしまっておりますが、様々に多方面の分野で研究も進んでおり、改善へと向けて大いに期待が持てるところでございます。

「どんどんなぞが解明していく自閉症」
http://matome.naver.jp/odai/2134736631606483601

とにかく療育(行動・認知療法、ABA・TEACCHなど)と併せて、医療分野、または、栄養分子学(オーソモレキュラー)や免疫学による取り組みなどと 共に総合的に原因(過去ではなくて今現在における原因)を追求して、その阻害要因を一つ一つ排除させていくことにより、必ずや改善していくのではないかと 存じております。

仏教も同じで、悩み苦しみ(苦諦)には、それぞれに必ず原因(集諦)があり、その原因にしっかりと対処していくこと(道諦)で、結果となる悩み苦しみを無 くすこと(滅諦)ができるとして、釈尊は様々に方便を用いられて(それぞれの病気に応じた処方箋・薬を出すように)教えをお説きになられた次第でございま す。

自閉症、障害も完治までに至らなくても(そもそも人間誰しも大小少なからず色々な問題を抱えているものですので、何が完治、普通であるのかは一概に言える ものではありませんが)、大きく改善していくことは望めるのではないかと存じます。慎重さももちろん必要なこともあるでしょうが、じっくりと焦らずに色々 と関係機関・専門家と相談なさられつつに総合的に前向きに取り組んでみられて下さいませ。

そして、上記のことと併せて、やはり息子さんへの最大の処方箋は、母親であるたくみんまま様の笑顔になるのではないかと存じます。母親がいつも笑顔で息子さんと接することができるように、是非とも旦那様には最大限のフォローをして頂きたいものでございます。

きっと必ず良くなります。大丈夫です。

善処を心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

hasunoha・拙回答まとめ集
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/

hasunoha・拙生紹介ページ
http://hasunoha.jp/users/16

hasunoha・拙寺紹介ページ
http://hasunoha.jp/temples/6

東日本大震災を機縁として立ち上がりました「hasunoha」に参画できましたこと、誠に感謝致しております。微力ながらにも一つ一つ少しずつでもお役に立てれる善行・功徳となりましたら、亡くなられました皆様への追善供養として回向申し上げたくに存じております。合掌

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勝義方便メモNo.10
http://togetter.com/li/719545

「マインドフルネス」再考 ティク・ナット・ハン師のマインドフルネス考57-61を追記

ティク・ナット・ハン師の「マインドフルネス」考のため、既読の「法華経の省察」と共に「ブッダの幸せの瞑想」サンガ、「微笑みを生きる」春秋社の精読を進めさせて頂いております。

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勝義方便メモNo.10
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勝義方便メモNo.9
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2014.4.14 ダライ・ラマ法王猊下様によるチベット密教・胎蔵曼荼羅灌頂・ご報告
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「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
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【チベット問題】

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2014/11/29(Sat)
勝義方便メモNo.10
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「マインドフルネス」再考

ティク・ナット・ハン師のマインドフルネス考を少し追記させて頂きました。もちろんまだまだ精査して参りたいと存じます。

57)少しずつティク・ナット・ハン師のマインドフルネス考を進めさせて頂いておりますが、やはり最も気になるのが華厳経における「重々無尽」・「相即相 入」的な縁起観から帰結される「事々無礙法界」の論理を全面に出し過ぎとなっているのではないかというところでございます。

58)華厳経の説く融通無碍的な縁起観、事々無礙法界観というものは、正直、万人に対して説かれるべきかどうか、方便的に重要な問題を孕んでいます。その 説き方を誤ると、楽観的な救済論・現実全面肯定論や神秘主義の傾向へと一気に陥りやすくなる危険性があるかと存じております。

59)簡単に述べますと、何でもかんでも皆一緒くた、一体、元は同じ、帰るところも同じというような一元論への傾倒により、何もかもが全て丸っと一つで、 善悪等、差別・区別・分別無しで仏の慈悲によりいずれ、やがて救われるから大丈夫、安心しろ的な考え方への帰結であります。

60)そうなると、仏教の基本としての勧善懲悪論も因果論も修道論もやがて否定されてしまい、結局は仏教無用論へと陥りかねなくなってしまいます。現に、 ハン師の説く「マインドフルネス・トレーニング」が仏教関係なしでも全くオッケー的なところが少なからずにも見受けられます。

61)もちろん、マインドフルネス・トレーニングでは、仏教でも重要視する慈悲・寛容の心を養うこと、仏教における戒律を守ること、六波羅蜜を実践するこ とに繋がるというところでの有効性は高くあるかと存じております。ただ、一元論的な危険性も控えているというところであります。

ティク・ナット・ハン師の「マインドフルネス」考のため既読の「法華経の省察」と共に下記の精読を進めさせて頂きます。

「ブッダの幸せの瞑想」サンガ


「微笑みを生きる」春秋社


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「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/
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気がつけばhasunohaの回答、二週間も空いてしまっておりました・・今までで一番サボってしまいましたね・・また少しずつ再開して参ります。

問い「寺嫁です。旦那が浮気旅行中です。」
http://hasunoha.jp/questions/851

拙回答

不邪淫戒

mizu様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

既に御礼を拝見致しました・・体調をお崩しになられてしまわれたようでして、心労の程、誠にお察し申し上げます・・

とにかくまずは心身ともに十分に休養なさられまして、少し落ち着かれましてから善処へ向けて動かれて下さいませ。

しかし、ご主人様は、僧侶であるにも拘らず、「不邪淫戒」を破り続けておられるとのこと・・誠に残念極まりないことでございます。

「不邪淫戒」につきましては、下記における各問いにてもお答えさせて頂いております。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/不邪淫戒

その中ではお坊さんに関しての下記のようなご質問も頂いております。

問い「お坊さんに告白されました」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1013595169.html

とにかく、不邪淫は自身の身の破滅を招くだけではなく、周りにも多大なる迷惑を掛けてしまうことにもなるため、本当に厳に慎むべきことであるかと存じております。

しかしながら・・この度は、仏法を扱われているご主人様においてその自覚が相当に欠けてしまわれているご様子・・

心からの慚愧、謝罪、誠意、償いがあるならば、許せないこともないかとは存じますが・・それも今のところは難しいのかもしれません・・

また、浮気・不倫の原因が寺(仕事)、親との関係・確執等による不満やストレスにあるようならば、その改善によっては無くなることもありえるかもしれませ んが、もし、義両親様が「二重人格」とおっしゃっておられるように、やや性格的、または精神疾患的な問題であるならば、別の改善方針(心療カウンセリング 等)の検討も必要になるのではないかと存じます。

お子様やこれからの生活のことなど、色々とご不安もあることでしょうから、またご快復後によくご理解頂いている義両親様とご相談しつつ、第三者(檀家総代さんやまたは弁護士等)も介して善処へと向けて話し合いをなされていかれると良いのではないかと存じております。

川口英俊 合掌


問い「死後の夢、来世の不安」
http://hasunoha.jp/questions/846

拙回答

死後について

あやっち様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

基本的に「死後のこと」については「無記」の扱いとすべきであり、今、この瞬間瞬間における現実の己の迷い苦しみのありようの解決へと向けてしっかりと取 り組むべきで、まだ来たらぬ先のこと、未来のことまでをあれやこれやと心配しても詮のないこととして退けるのが第一義となります。

ただ、今抱えている迷い苦しみの解決へと繋がる可能性が少しなりともあるのであれば、(方便的に)「死後のこと」を考えるのも必要なのではないかと存じております。

そこで、これまでに「死後のこと」につきましては、下記のような各問いにお答えさせて頂いております。

カテゴリー「死後について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_324660.html

また、上記における拙回答を元として下記のような拙論も補足的に述べさせて頂いております。

「 死後について 」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/46df9bb57071ef4f2b56161423dba66f

「六道」については、下記のようにも回答させて頂いておりますのでご参照下さい。

問い「六道とはこの世にあるのでは、と思うようになりました。」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1008271399.html

問い「六道」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1008271399.html

とにかく、仏教の基本原則としての「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」(諸々の悪い行いをなさずに、善い行いに努め励みて、自らその心を浄らかに すること、これが諸々の御仏の教えである)に取り組むことが善処へと向かうためには必要となるものであると存じております。

また、地獄や餓鬼など人間道も含めて輪廻に苦しむものがやがて悟りへと到れるようにとして功徳・追善回向、普回向することで、いずれ己も含めて全ての衆生が救われる縁(仏縁・法縁)がございますようにとして調えていくことも大切となります。

是非共に頑張って参りましょう。

川口英俊 合掌


問い「どうしたら明るい性格に見られるのか」
http://hasunoha.jp/questions/843

拙回答

性格について

あいみん様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「メンヘラ」と呼ばれてしまわれてお悩みとのこと・・誠に周囲の心ない友人たちには困ったことでございます。

ただ単に誂われているだけであるならば、強く否定したり、嫌がっていることをはっきりと伝えたりする中で改善の余地はあるかとは存じます。それでもまだ辞 めないようであれば、相手のことを考えられる人ではなく本当の友人ではないとしてお付き合いのあり方を変えられるのも一つであるかとは存じます。

とはいうものの、キャンパスライフという小さい狭い世界でにおいてもう既にある程度の人間関係ができてしまっている中、いまさら友達を辞める、付き合いを辞めるなどというのもどこか抵抗があるかとは存じます。

そこで、性格を変えるというのは正直難しいことかもしれませんが、下記の問答の拙回答で述べさせて頂いておりますように、今の性格の原因や条件となっている要素をより善くに変えていくことで、性格もより善くに変えていくことができるのではないかとは存じております。

それには、例えば既に長谷川様もおっしゃられているように、外見から明るく整えていかれるのも一つではないかと存じます。若者向けの女性ファッション誌も 多くございます。それで少し髪型、メイク、服装などについて研究もされて試されてみられても良いのではないかと存じます。

既に終わっていましたら関係ないことですが、これから就活をなさられるのであれば、面接で好印象を持たれるようにするにはどうすれば良いかということにもまた役立つのではないかと存じます。

問い「性格は変えれますか?」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1004829168.html

「・・もちろん、性格も色々な原因や条件によって今の性格となっている次第ですが、今の性格となっている原因や条件をしっかりと調べて理解することによ り、その原因や条件をより善くに変えることで、当然に性格もより善くに変えることができることになるはずではあります。・・」

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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